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無限の可能性がある世界

心の話 子育ての話
心の話 子育ての話

 皆さん、こんにちわ。いよいよ、二学期が始まりました。夏休み中には、こどもおぢばがえりや鼓笛出演にと、子供達と一緒に過ごしたり、演奏をしたりと楽しい思い出が出来ました。こどもおぢばがえりには三十三名の子供達が参加していただき、また、鼓笛の出演では、主催者の方から、感謝のお言葉を頂いて、普段の練習成果を多くの方に聞いていただけたことは、本当にうれしい気持ちになりました。

 

 さて、丹波地方のあちらこちらで、秋の気配を感じられ、稲刈りの風景が見られるようになりました。毎年やってくる秋の気配が今年もやってきました。私たち人間は皆、天と地の抱き合わせである親神様の懐に抱かれて、陽気ぐらしを味合わせてやりたいという親心で変わらないご守護を頂いて生きています。そんな当たり前のような毎日を、感謝と助け合いの心で暮らしていただければと願います。

 

 先日、八十歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎氏のご子息、三浦豪太氏の講演会が、大路小学校体育館でありました。私も、スタッフとして三浦豪太氏の講演を聴かせていただきました。医学博士でもある豪太氏のお話は、人間の身体の可能性は未知なものであり、その可能性を引き出すのは、自分自身の心の向け方次第だと言うことを聞かせていただきました。

 

 天理教では、この身体は神様からの借り物で心だけが自分のものであると教えられます。そして、親神様が人間を創られる時に、六千年間掛けて知恵の仕込みをなされ、その後、三千九百九十九年間で文字の仕込みをなされました。私たちは、無限の可能性がある身体や知恵を親神様からお借りして、そして、私たちの身の回りには陽気ぐらしをするための材料を全て親神様が揃て下さっているのです。そして、その材料を、どのようにして使うかで、陽気ぐらしを味わえるかが決まってくるのです。

 人間の身体は、自分で背中を掻くよりも、人の背中を掻く方が掻きやすいのです。自分で自分の散髪をするよりも、人の散髪をする方が散髪しやすいのです。このように、この身体は、自分のために使うには、少し不便ですが、人のために使うには、とっても便利に創られているのです。

 陽気ぐらしを味わうための材料を、助け合いの心で使うことができるよう、これからも子供達に、助け合いの心を伝えていこうと思います。