「死」の存在とは

天理教教祖おやさまは、身体は親神様からの借り物で、心だけは自分のものとして自由に使いうことができると教えてくださいました。


借り物は、貸主に返すものですから、借り物の身体も、いずれは親神様に返さなければなりません。この返す行為を世間では「死」と言っています。その死を、おやさまは「出直し」と教えられました。この世に「死」があるのは、身体が借り物であるからですし、借り物という証拠なのです。


おやさまが教えられた「出直し」は、単なる身体を返すことではなく、新しいに身体に取り替えてやろうという、親神様からの親心であると教えてくださいました。


「出直し」は、人間が200歳300歳と生きるよりも、115歳という寿命を一つの区切りとして、古くなった身体を新しい身体に替えて生まれ変わらせて、赤ちゃんから、またこの世で陽気ぐらしを味合わせてやりたいという親心であります。他宗教では、「死」がなぜあるのかを説かずに「死」を苦しみと捉えていますが、おやさまは、そうではなく、親心あふれる御守護であると教えられました。