適度に忘れることも必要

ジョイアスバンド出演の写真

 

 皆さんこんにちは。梅雨の季節となりました。毎年この季節になると、「いい加減、やんでほしいな」と思うことがあります。しかし、そんな季節でもアジサイは私の心を楽しませてくれて、ジメジメした毎日を忘れさせてくれます。

 

 最近、歳を重ねたせいか、もの忘れをする時があります。まだまだ若いと思っていましたが、老眼から始まり、もの忘れ、病気など、当たり前と思っていたことが少しずつ出来にくくなって来ました。

 同年代の人に、スーパーの駐車場に車を停めて戻って来た時、どこに車を停めたか忘れる時があると話をしたら、私もあると、同じような経験をされていることに安心しました。

 

 忘れると言うことは、悪いことばかりではないそうです。脳科学的に言うと、快適に暮らすためには、適度に覚えておくことと適度に忘れることが必要だそうです。例えば、出産を経験した女性は、つわりや出産の痛みが大変で、同じ目に遭わないように自分を保護するそうです。しかし、時間が経つにつれ記憶が薄れて、次の出産が出来る心になれるそうです。これは、現実に即した形に修正されていく働きだそうです。また、失敗した記憶も、色あせていけば、くよくよせずに前を向いて歩めるのではないでしょうか。

 

 私たちの身体の働きは、親神様からのご守護によるもので、忘れることも、その一つだと感じました。ですから、忘れることは、陽気暮らしを味わうための働きであることがわかります。歳を重ね、忘れてしまうこともありますが、それもそれで感謝してみようと思います。