先日ある方から、「ありがとうは誉め言葉でしょうか。」と聞かれました。皆さんは、どのように思われますか。「ありがとう」は誉め言葉ではなく、感謝の言葉ですね。そんなことを聞かれてわたくしは、「ありがとう」は言うけれども、人を褒めているだろうかと反省しました。人は欠点は見つけやすいけれども、良い所は見つけにくいとよく聞きます。
陽気ぐらしを味わえる言葉として「お礼言葉」「誉め言葉」「詫び言葉」を教えていただいています。人に感謝の言葉を言い、人の良いところを見つけては褒め、人の過ちをも自分の事としてお詫びをする言葉です。
先日、妻が私の好きなキムチを買ってきてくれました。いつもなら、「ありがとう」で終わるのですが、「食べたい時に、絶妙なタイミングでいつも買ってきてくれるね」と一言付け加えました。いつもいろんなことをしてくれる妻に対して、感謝の言葉だけでなく、一言付け加えました。
わたくし自身、人に褒めてもらうとうれしくなります。それが妻からであるとなおさらです。人は、相手の足らないことに目を向け、思い通りにならないことに腹を立てます。それでは陽気ぐらしは味わえません。
ですから、皆さんが日ごろ使う感謝の言葉に、具体的な良いところを誉め言葉として付け加えて見てはどうでしょうか。